タイトルとかはないよ、いまんとこ。

>アスペな自分 頭でっかちにならないように、体験ベースで書けよ。

【時事】時給ディレクターのリモートワーク(在宅勤務)の足かせは時給契約そのものだった。

2020年3月、新型コロナウィルスによる感染症が流行したきっかけで、仕事が詰まっていないタイミングでの在宅を試してみることに。

そして3/26、首都圏での外出自粛の要請が発表されました。。。

在宅勤務の目的

子育て関係の地域イベントが3月はすべてなくなってしまい、平日妻と娘が外出する用事が無くなってしまいました。我が家にとっては感染症も大事ですが育児鬱/育児ノイローゼ回避のための在宅勤務の意味合いがかなり大きいです。

在宅のメリット

実際にやってみて、環境はそんなに足かせになりませんでした。妻の協力もあって、乳児のいる家庭ですが日中は基本的に仕事に集中させてもらいました。

メリットとしては

  • 通勤時間がない
  • 満員電車に乗らなくて良い
  • 乳児と1対1という会話のない時間から妻を解放できる

といったところ。

ディレクションとリモートワークの相性

私の業務は電化製品の取説の制作ディレクション。制作会社からメーカーの取説担当チームに出向し、自社の制作とメーカーの開発部門~取説部門の間に入って、進行管理や内容の方針まとめ、取説の品質管理(校正)が主な業務。

方針まとめは面直で打ち合わせをした方がスムーズに事が運ぶことが多いのですが、方針がまとまって実制作がスタートしてから、ドラフトが出てくるまでの間は、それまでのやりとりのまとめであったり、現場からの質問に回答したりといった業務が中心になるので、MS OfficeAcrobat、電話、インターネット(メールとクラウドストレージ=Google Apps)が使えれば、どこででも仕事はできてしまいます。もともと、離れた拠点とのやりとりの多い仕事なので、上述の業務の進行面では大きな障害はないだろうと踏んでいました。

首都圏の緊急事態宣言後は、私も基本的に在宅にすることにしました。派遣先がTeamsを使っているので、合わせて私も導入。方針合わせのための打ち合わせをTeamsで行うことで、リモートですべてのことがほぼ出来る状況です。ただ、派遣先のグループに入れるわけではないので、先方から会議に招待されないと話もチャットも出来ないのが、やりづらい。(20/4/17)

在宅勤務に当たっての準備/工夫

  • 上司の許可を取る。勤怠をどのように付けるかを取り決める。
  • データを持ち出す。社内ネットにアクセスできないため、普段使っているデスクトップからデータをノートにコピー(母艦をデスクトップからノートに変換)
  • ちゃんと着替える

当初は、自宅での作業環境の整備は特になし。ただ、緊急事態宣言後、ほぼ在宅にシフトしたので、いくつかものを持って帰りました。

  • 会社で使っていたBackjoy
  • 会社で使っていたブックスタンド(手帳をたてて卓上カレンダー代わりにしていた)

大事にしているのは、ちゃんと着替えること。発達障害特有のこだわりにも関係していると思うけど、仕事スイッチ入れるため、普段と同じオフィスカジュアルに、普段と同じ時間に着替えます。じゃないとスイッチが入らない。出勤という儀式が必要ですね。

6月になり、在宅勤務も3か月目に突入。出勤/退勤の儀式の重要性はさらにつよく感じるようになりました。リビングに仕事道具であるパソコンとスマホ、手帳などが常に見えているのは、いまいちです。出勤に代わる儀式だけでなく、「片づけて帰る」と「家に帰ってきた」の儀式も必要。全部出し入れもつらいけど、いい塩梅を見つけないとつらい。(20/6/3)

余談ですが、ブックスタンドに手帳を立てて卓上カレンダー代わりにするのはおすすめです。月間を開いてカレンダー代わりにもなるし、作業開始したら1日1ページのその日のページを開いておけば、タスク処理やメモなどをとりながら作業ができます。

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見えた問題点

出向いた時間で稼ぐ契約

ただ、問題がひとつ。私の業務についてクライアントへの請求が、作業時間ではなくクライアントに出向いている時間での請求になっていたため、会社的に言えばその日の私の稼ぎはゼロであるということ。この形態ではリモートワークに上司は頷きにくい。。。

※この辺、上司が営業職で部下は制作という関係は、わかりやすくて大変よろしい。こういうのははじめて。

結局、有給の範囲内であれば、と言うことになりました。背に腹は代えられず、コロナを持って帰って0歳の娘にうつしでもしたら目も当てられないので、その条件で週に2日程度の在宅勤務を、比較的仕事が落ち着いている週については行う、という形になっています。その形であっても出社しないことを認めてくれた上司には感謝してます。

とはいえ、私としても自分の業務に値段が付かないのは悔しいので、何とかしたい。

むちゃくちゃなことをいわせてもらえば、「24時間仕事をして、そして24時間子育てしたい」


人生は変数×変数。「こうしたから、こうなる」ということはまずないこであって、つまり、現在の選択が将来にどのような影響を及ぼすのかについてこまかく心配しても、きっとしょうがないのである。

後日談
  • 上司に相談し、今後の在宅は、有休ではなく、公休扱いとするとのこと(つまり、残業代はつかない)。お客さんには、作業工数分は請求できるようになる見込み。明日から週3在宅します。(20/4/6)
  • 緊急事態宣言後は、毎日日報だしてます。工数報告と体温報告。(20/4/29)

完璧主義

もうひとつの問題は、OEMメーカーの立場の弱さ。納入先メーカーからのつっこみに対応するための想定問答集や説明資料を常に作り続けています。

結果的に請負業者は説明のためOEMメーカーに出向かざるを得なくなっています。。。在宅勤務できるのは週に1日、せいぜい2日程度が限界といったところ。

このあたりは、相手との信頼関係を普段からいかに構築しておくのか、が大事かも。資料に目を通しただけでまあ大丈夫だろうと思ってもらえるようになるには、資料の質よりも、そこに書かれていない部分を呑んでもらえるかどうかのほうが大きいと思う。

相手の顔が直に見られないリモートワークでは、ちょっとした配慮を怠ると、途端に齟齬が生じることがある。

【まとめ】今回の「俺がもっとも言いたいこと」
・リモートワークをうまく回すためのコツは、業務フローの精査やチャットツール導入といった仕組みづくり、環境づくりと共に、仕事相手との信頼関係を深めておくことだ。
・リモートワークはオフィスワークとは異なる気配りが求められる場面も多いので、面倒に感じるかもしれない。しかしメリットも多いので、この機会に慣れておくとよい。

「すべてメールが前提」の人がリモートワークで成果を出すための7つのポイント 新型コロナ禍は働き方を変える好機 (5/5) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

設備や環境が仕事用でないことの不便さ(後日談)

  • 職場の自席は仕事をするために最適化された道具や配置になっているので、それがフル活用できないことは、若干のストレスがあります。机が狭いとか、いつものキーボードじゃないとか、画面が小さいとか、Backjoyがないとか。短期間なら目をつぶれる範囲ですが、長期となると、少し手を入れないといけないでしょうね。
  • その場しのぎの時々リモートワークでは、そろそろ限界。奥さんの不安もピークみたいだし、私の在宅勤務は結局週一切っちゃってるし。上司に在宅増やすことと、在宅を有休にしないことの相談しなきゃだけど、前者について相談して言われることは、「仕事回るんならかまわないよ」だろう。で、仕事回るか…微妙な線だ。微妙な線ならとりあえず1、2週間くらいは週3在宅とか試してみるか。。。(20/4/5)
  • 4/7の首都圏の緊急事態宣言。それをうけて、基本在宅になり、1週間。いらいらしたり焦ったりしているときの気持ちのコントロールが、在宅だと難しいかも。(20/4/13)
  • 在宅勤務をはじめて1か月。無駄な会議とか長話とかが無い分、残業はほとんどしなくて済んでますが、休憩が完全なoffにならず、家庭スイッチと仕事スイッチの切り替えだけになっていて休む間がないのが厳しくなってきた。心の余裕が減ってくると、楽しく遊んでいる妻と娘の声にイラッとしてしまったり。(20/5/19)

ビジネスとしての稼ぎ方も変えるべきかも。

ディレクションというのは業務が定義しづらく、私がこれまで関わった案件では、人貸しで稼ぐのが通例になっていました。WEB制作業界では制作費にディレクション費をたてて、時給と、他の実制作費用から何割か、の足し算であることもあるようですね。

今、ディレクターとしての請求が先方のオフィスに派遣された時間ベースになっているのは、クライアントとの契約形態が望ましい形になっていない、というのがあるのですが、その辺は詳しく書くのは控えます。

まー、ディレクション費なんてそもそもなくて、編集さんが制作費の範疇でディレクションしてることなんてままあると思うので、そう思って割り切るというのも個人としてはできるのですが、会社としては社員1人分の経費を、どこかから捻出しないといけないんで、そう簡単ではないですよね。

急な出来事できちんとお金の交渉ができないまま業務が進んでしまっている状況です。どこかで是正が必要ですが。。。どうなることやら。

時間の切り売りというビジネスが時代に合わないのかな?

成果物がわかりにくいので、どれぐらい時間がかかりそうかを労力の目安にして値段を決める、というのは、わからない話ではないのですが、本当に時給だけをもらう、というのは、なんかちょっと違うのかなー、と思う今日この頃。

さいなら。