岩本友規氏に倣って発達障害の身体を乗りこなしたい (3):発達障害の自分の育て方(3章 大人の発達障害克服マニュアル)
自分の発達障害特性を知って間もない頃に読んだ中の1冊。発達障害を抱えながら、いかに仕事と子育てをするかのヒントとしてたびたび読み返している本です。
この本を見出しで振り返りながら、考えを整理したいと思います。
新卒入社クローズド就労勤続10年目年収額面500万妻子有り中古分譲マンション購入した私なりの発達障害中心の自分史かもしれません。
※追記を重ねて記事が長くなってきたので、章ごとに記事を分けることにしました(20/4/5)
※『7つの習慣』が元ネタになっていそうな気がしてきた。ただ、車輪の再発明は必ずしも悪ではなく、各現場での切実さの現れだと思う。その場合は車輪の再発見とでも呼ぶべきか。
7つの習慣とは、「依存」から「自立」、「相互依存」へと至る、成長の連続体を導くプロセスでもある。そのプロセスは、「私的成功の習慣(第1~第3の習慣)」、「公的成功の習慣(第4~第6の習慣)」、「再新再生の習慣(第7の習慣)」と大きく3段階に分類することができる。
- 1章 大人の発達障害克服体験記
- 2章 あなたはこれからどう生きる?大人の発達障害の現実と未来
- 3章 大人の発達障害克服マニュアル
- おわりに 大人の発達障害という習慣を変える
- 関連書籍
1章 大人の発達障害克服体験記
2章 あなたはこれからどう生きる?大人の発達障害の現実と未来
3章 大人の発達障害克服マニュアル
大人の発達障害とは何かを改めて知る
準備体操…大人の発達障害克服に関係する人間の仕組みを知る
好きで得意でなきゃ、仕事なんてしんどくてやってらんないと思う。それ大前提で就活したのは、振り返ってみても正解だったと思う。
幼稚園から小学校までの9年間サッカーをしていたのも、脳の発達から考えるとどうやら正解。下手の物好きでも。
食事の環境は良くなかったと思う。高校まで朝はパン食が基本だったし、稀にはポテチのみが食卓に上る、なんてこともあった。甘いものも袋を開ければ無くなるまで食べてたし。
今からでも遅くないのなら、朗報。ただし、習慣を変えるのは大変だ。
1.遺伝子
何かひとつのことを集中してやり続ける力が必要なんです。
2.環境
人間にとってポジティブな環境とは、再び土屋先生の本から引用すると「住環境を通常に比べて感覚的、認知的、運動的な刺激を高めること」だそうです。毎日同じことばかりしていたら、いくらいい家に住んだりおいしいものを食べたりしていてもダメだということですね。
3.運動
運動をすると、脳の可塑性が活性化されます。…遺伝的に元々持っている脳の仕組みの範囲内で、神経細胞のつながり方が新しく変わっていく、という意味です。
有酸素運動のあと、複雑な動きが必要な運動をするのが最も効果があるようです。たとえば10分間のランニングのあとに体操、ダンス、クライミング、武術などら不規則な動きをするようなイメージです。
4.食事
…グルテン過敏症…この症状がもとで腸に炎症が起きると、その炎症物質は脳にまで影響を及ぼしていることがわかってきました。
パート1から順番に実行していくことを想定していますが、完ぺきに実行できるようになるまで次に進んではいけないわけではありません。
Part1 脳疲労をとって、改善の意欲をとり戻す
去年苦しんだのが、眼精疲労による頭痛と吐き気。対策として、出来るだけ目と頭を休めることを意識してます。あと、頭痛薬、去年は使わなかったけど、子どもの世話に支障が出始めたので、使い始めました。今のところは効いてくれてます。ただ、やはり忙しくなってくると、昼休み返上になりがち。不調が残るようになりました。木曜あたりは頭痛が出がちです。先日は土曜を棒に振りました。奥さんごめんなさい。
- スマホでの情報収集巡回先を減らして時間を減らす
- 時間があまり、調子が良ければ、本を読むか、考えをまとめる。多少でも目が疲れてたら仮眠。
- 通勤中はオーバーサングラスをかける。メガネはブルーライトカット。パソコンとスマホは常に夜間モード。
- 帰宅時、通勤中はオーバーサングラスをかける。日中は明るさを感じる方が調子良さそう。
- 帰りはスマホ巡回しない・音楽は以前から朝はリラックスできるインスト中心だったけど、夜も同様に
- 一人でお風呂の時は風呂場の電気を消し、脱衣場だけの明かりにする
眼精疲労からくる頭痛だとまぶしくて目を開けていたくなくなるので、日中の活動がかなり制限されます。これがキツい。家庭のお荷物状態。
まず新しいことを始めるためのエネルギーを回復させたり、毎日の仕事で消耗するエネルギーをいかに抑えるかということを通して、大人の発達障害改善のための意欲を養っていきます。
Step1 ストレスのもとからできるだけ離れる
疲れて周囲の音が耳障りなときにはライブ耳栓を使っています。音が聞こえなくなるのではなく、音圧だけが下がるので、仕事中も使えます。
ボーカル重視のチューニングらしいので、声が聞き取りやすくなります。あと、耳障りな高音成分も減る感じ。ざわざわしたノイズは聞こえなくなります。
あとは、これを付けることにより、大丈夫っていう安心感と、さっきまで集中できなかったけどこれから集中!っていう気持ちの切り替えにも効きます。
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Step2 とっておきたい栄養素
担当医が栄養学的アプローチを勧めてくださっているので、グルテンフリー…とまではいきませんが、3食の主食は米にしてます。効果不明ですが。腹持ちは米のほうが良いから、経済的かも知れません。
グリホサート減らせって話もされましたが、それについては、信憑性が怪しいな、と思っているのと、避けること自体がストレスになりそうなので、やめてます。
糖質制限は日中の眠気軽減には役に立ってる気がします。野菜→肉→米の順に食べるとか。ただ、これ、日本食の三角食べとか口内調味とかと、衝突するんですよね。肉の味で米食べたいので、野菜はまず食べちゃって、肉は半分食べて、そのあとはいろいろ食べる、で落ち着いてます。ただし、お昼だけ。妻がマナー大事にする人なので、朝と夜は三角食べになります。
間食への誘惑に勝つのは大変。それでも、菓子パン系は避けます。高いしね。それにしても小麦粉って何であんなに甘くておいしいのか。断とうとして依存に気づく。
最近、どうも小麦粉摂取するとおなか壊す気がします。がんばって、間食の小麦粉減らすべきだろうな。
たとえばグルテンを避けることを最優先とすれば、パンを食べなくなりますから自然と炭水化物は減っていきます。そこに野菜や果物を補う感覚でいいかもしれないですね。できればそれにこんにゃくなどの食物繊維を積極的に足していくと、腸での神経伝達物質生産のためには効果的です。
Step3 睡眠をしっかりとる
子どもがまだ1歳にならないのですが、12時までには寝させてもらってます。そのかわり5時過ぎには起きて、朝家事と子どもの世話を。
Step4 適度な有酸素運動をする
本記事末尾で「不注意の攻略法」について書きました。コマ送りで動いて身体を知ることで、悪癖を矯正する方法で、現在少しずつ取り入れています。
コミュニケーションの問題も、人間関係を悪化させるし、仕事にも影響でますが、不器用すぎてちょっとしたことで物を壊したり身体ぶつけて怪我したりすることも、生活に大きな影響があります。
その対策として、身体の扱い方を丁寧に教えてもらえるような場があると良かったよなあ、と思います。武井壮が少年時代から身体イメージをはっきり持つことを訓練してきたような、そういうもの。水泳や体操教室、武道なんかは良さそうです。私の通っていたサッカークラブは古い考え方(水もあまり飲むな、とにかく走れ、みたいな体育会系。かつ、弱い。昔は強かったらしいけど。)だったので、あまりその辺は身につきませんでした。
フットサル、悪くないんじゃない?
先日、妻が勧めてくれたので、地域の無料スポーツ教室で久々にフットサルをしました。アスペルガーとサッカー/フットサルは、あまり相性がいいとは言えませんが、普段避けている瞬時の状況判断の経験を楽しく積める上に、イベントに個人参加してその場でチームを組んでプレーするスタイルも一般的なので、初めての輪へもでも飛び込みやすいというのは、アスペルガーには嬉しい話。
プレー中のコミュニケーションは自然に生まれますし、一緒にゲームをすればなんとなくの一体感も生まれ、たとえばその後打ち上げ的に飲み会となってもある程度場になじみやすい。メリットは大きそうです。
自分の特性を知って以降で、ボールを蹴るのはおそらく初めて。そこで久々に味わったサッカーをする上での困りごとがありました。それは、即席チームの場合、自分がどちらのチームとしてプレーしているのかがわからなくなることです。
即席チームの場合、ビブスを着ることでチームの区別を付けるのですが、プレーに夢中になっていると自分がビブスを着ているのかどうか忘れてしまいます。そうなると、マークすべき相手を味方だと思ってマークしなかったり、パスした相手が相手チームの選手だったりといって、敵味方のとりちがが起こります。途中でチーム替えをすることもよくあるので、さらに混乱。これは、何らかの特性が絡んでいそうな気がしました。定型の方でもいい感じのポジションに人影が見えてパスをしたら実は相手チームだった、ということはありそうですが、自分がビブスを着てるかどうか頻繁に確認しながらディフェンスを行う、ということは、あまりしないのではないかと想像します。あくまで想像ですが。
フットボールを通して、人との信頼関係を築き、自信を培い、夢や希望を実現する力を獲得できると考えます。
Step5 仕事中は定期的な休憩で疲れをためない
仕事を中断するのが苦手なのもあり、昼休憩に仕事が食い込みがちです。ただ、できるだけ昼休憩はフルでとって、5分でも10分でも仮眠を取るように心がけています。
Step6 PC作業が多い人は姿勢をよくする
Backjoy使ってます。
肩こり対策にはロイヒつぼ膏がオススメ。首肩足の裏こめかみどこへでも。…なんだけど、外したロイヒをゴミ箱に捨てずに放置するのを直しきれず、妻から全面禁止を言い渡されてしまいました。。。ADHD辛い。
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Part2 自立してストレスに負けない心身をつくる
Step1 世界は2つあることに気づく
Step2 自分の世界から周囲の世界の影響をとり除く
Step3 「周囲の世界」と「自分の世界」
梶田叡一氏の著書『自己を生きるという意識』…『そんながらくた捨ててしまいなさい』と親や教師からいわれたら、きっとニコッと笑って、『そうだ、本当にがらくただね』といってひとまずは捨てるであろう。世の中できちんと生きていこうとするなら、親や教師の言うことは聞いておいたほうがいいのであるから。しかし親や教師が向こうに行ってしまったら、「おっと」といって拾い集める。『たかが石英であったっていいじゃないの。拾ってきたボタンだっていいじゃないの。私にはどうしてもきれいに見えるんだから』と。そうやって『今度は見つからないぞ』と大事にしまい直すのではないだろうか。…周囲の世界との折り合いは大切だけれども、まずは自分の世界を根本にすえて生きることが、発達障害の生きづらさを軽くする「自立」の条件です。
※↑「今度は見つからないぞ」って、ごまかすのがへたくそな発達障害者には、なかなかハードル高いかも。下手にごまかさないほうが吉。妻からは「うそを付けないことが唯一の取り柄」と言われています。嘘付けないというか、付いてもすぐばれるような下手な嘘しか付けないというか。
私たちは大人の発達障害だから生きづらいというよりも、自立できていないから生きづらいんです。
Step4 自立のために役立つ読書の方法
Step5 読書会に参加してさらに自立を助ける
Step6 人に伝わるようにプレゼンすると、なぜか自分が見えてくる
妻と会話していると、私が返事をしたつもりでも妻には聞こえていない、ということが頻繁に起きます。自分の声は自分に響くので自分には、相手に聞こえているとは限りません。これも伝えるための技術を習得できていない、と言うことなのだろうなと思います。少し大げさに返事するぐらいでちょうど良いのでしょうけど、なかなか心がけだけではうまくいきません。
幼少期にも、幼稚園の先生から、返事をしないことがあると指摘を受けていたようなのですが、ほれももしかしたら同じことが起きていたのかも知れません。
まず質問から入ってみたりこの考え方は、たたき込んでおくと無意味な衝突とか議論とかを避けられるかもしれないと思った。→「あなた自身の意見は必要ないのではなく、事実関係を相手と共有できた先に、求められたり、活用されたりする。」(山田ズーニー)https://t.co/tpG1xUbQ3C
— jinthebassman (@jinthebassman) 2019年11月18日
…他人の視点と自分の視点が違うということをよく理解して自分の自立性を高めることができたおかげで、情熱的にデータ分析の仕事に取り組めた結果ともいえるでしょう。
コミュニケーション全般ではまず相手を知ること、そして自分と相手の視点が違うことを認識したうえで、そのズレをどうやって埋めることができるのかを考えて、不要な情報を省き、それぞれに伝わる形に変えていくようにすると伝わりやすいです。
Step7 自立のための育児、育児のための自立
これについては、みうらじゅん氏の「自分なくし」と同じかな、と考えています。あるいは「機嫌行」。自立、といいながら、相手のケアを最優先とする考え方。積極的にgiveすることでもあるかもしれません。
私たちは意識を集中させる「何か」がないと、自分を客観視するための視点が育たず、なかなか自立ができません。
- 子どものケアに専心することが親の自立につながる
Step8 「自立」の先にあるバランス脳がさらにストレスから身を守る
必要な機能を意識して「使う」ことで、脳は必要に応じて新しい回路を作っていきます。
Step9 「自立」をすれば、脳が変わり、人は変わる
Part3 天職を探す
Step1 天職探しは自立したあとにしかできない
Step2 なぜ天職を見つけたほうが生きやすいのか
計画的に進めないと終わらなかったり、成果が出せなかったりするような量の作業について、どういう手順でどれを進めるか、という業務設計も、得意分野であれば非常に楽しいものです。
Step3 やりたいこと×得意なことが一番の天職
得意な仕事は、確かに上手に短時間で成果を上げられる仕事かもしれません。でも、果たしてその仕事は秋元さんと鈴木さんが語っているように夜な夜な仕事明けにまた作業を進められる仕事でしょうか?もひちまの問いかけに対しての答えが「NO」であれば、それはただ得意なだけの仕事であって、自分が本当にやりたいことではないということ、つまり天職とはいえないのではないでしょうか。
Step4 自分の情熱を見つける
感情的に、つらかったり、楽しかったりしたことなどを軸に時系列に書き出してみます。「自立」したあとであらためて考えてみると、いろいろな可能性が浮かんでくるはずです。
Step5 時間の感覚がなくなる作業を探す
Step6 興味のあるイベント、勉強会に参加する
Step7 論理や戦略も感情にとり入れて考える
Step8 天職が見つかるまで耐え抜くために
日々の仕事のつらさに耐えるには、自分の情熱や人生の目標を見つけておくことが必要だと思います。
おわりに 大人の発達障害という習慣を変える
発達障害とは習慣である、というこの見出しの定義付けが、新鮮。実生活を考えたときにしっくりくる言葉だと思う。言い訳、不注意による失敗などがなかなか直らない、というのは、うまくいかない方法が習慣になってしまった結果だろう。
岩本氏の実績というのはジョブズやアインシュタインのような物凄い業績というものではなく、プレゼンがうまくできるようになった、とか、データ分析で社内で表彰された、とか、よくよく考えると「ふつうの、仕事ができるサラリーマン」だ、というのも印象的。仕事人として目指すべき姿かも知れない。
天職探しも、「仕事って基本大変。だから、好きで得意でなきゃ耐えらんない」が動機なら、とても共感できる。天職☆ミみたいな話ではないわけで。
一方で、子育てのメリットを説く割に、家庭人としての姿が見えてこない。単に著書から省いただけかもしれません。ここは、自分で切り開くしかないかも。
あと、後半は、著者本人が理論の実践中の当事者であることもあり、理論武装している風を装った印象論になってしまっている間は否めない。が、とにもかくにも実践あるのみ。それは間違いない。
改めてこうしてまとめてみると、この本、自分と他人をいったん切り離して、まずは自分を軸にする、という発想自体がとてもアスペルガー的かも知れません。その先に、他者となった相手と改めて向き合うことで、適切な相互依存関係を結べるといいのですが。そこが一番難しい。
仕事での人間関係は、外資系的な業務ファーストな考え方でいいので、ある意味楽。自分を好きになってもらおうとか端から考えず、もっとも短時間で成果がでる道を模索する。そのために衝突はもちろん避けたほうがいい。そういう人間関係でいい。
けど、妻との関係はそれでは、イヤだ。
「将来なりたいと思っている最高の自分」は、あなたにとってどんな状態でしょうか?
もしあなたが人生と仕事をあきらめていないのであれば、いまからこの最高のイメージに向けて、少しずつレールをズラし始めましょう。
■不注意の攻略法
感覚を分割する脳の使い方を、普段の意識の働き方として定着させることで、不注意特徴は大きく緩和します。A:なるべく画像を見ないで、一度の多くの文字を書き写してください。
B:一文字書く毎に画像を確認して、一文字ずつ書き写してください。
速度はAのまま、感覚の使い方だけBになればよいわけです。
例えば、コップや何かを掴む時、ドアを開けやり閉めたりする時など、体を動かす時は、Bの感覚をイメージしながら、コマ送りで動作してください。
初期の変化として、「やる前に確認しよう」とか「さっきやったことを再確認しておこう」といった、一時停止させた感覚を意識の中に差し込めるようになります。
■習得困難の攻略法
経験したことがないなど、感覚的に処理できない場合は、主に「思考」を使います。初めて対応する業務では、意識のアンテナを張り巡らせて、困った状況に陥らないよう努めるでしょう。
そして、いつもの日常に戻った時に、また感覚主導の意識に切り替えるわけです。いつまでも思考モードが主導になっていたら、脳が疲れてしまいます。
つまり、まず感覚で、思考はその後。この順番を基本としておくことで、思考モードでロックがかかってしまう厄介な意識の状態を回避できます。
よくあるケースとして、処理方法がわからない業務を連続して処理することになった時は要注意です。
あと、ビジネス用語を多用する相手と会話する時も気をつけてください。ビジネス語に強ければいいですが、そうでない場合は、その相手の話を聞いているだけで、話の内容を理解しようとして、脳が思考モードになってしまいます。どうしても発達障害を治したい人が読む記事『発達障害攻略マニュアル』の要約版 - 発達障害考察ブログ HYOGOKURUMI.Scribble
上記の「不注意の攻略法」を2、3日試してみていますが、効果ありそうです。動作の終点だけをぼんやりと意識して行動すること=不注意な行動が習慣化してしまっているようです。ここから抜け出すために、スポーツや音楽の練習でも行われている「スローテンポかつ本気でやる」という練習で、自分がいかに細かいところを意識できていなかったかに気付き、気付いたところを修得/洗練させていくことに繋げられそうです。
動作の途中に周囲の状況に気づき、いったん中止して先にあちらを片づけてからじゃないと事故りそうだ、といった修正もできました。妻の言う無意識が無意識過ぎるというのは、これだったのか、という気がしています。
しばらく継続してみようと思います注意しているのは、やり方を考えることに時間をかけないこと。やり方は直感で決め、決めたことを適当にではなく、高い解像度で取り組むこと。仕事の時も、段取りはきちんと組みますが、そのあとの作業手順レベルではそういう取り組みかたで、割とうまく行っている気がします。
この訓練はしばらく継続してみようと思います。
あらゆる方式の処理を瞬時に同時実行することができる人間の頭脳がせっかくあるのに、論理的処理用の仮想環境を脳の中で構築し、その上で物事を考えるから、効率が悪くなる。
そこで、論理的思考を極力排除し、人間の本来の得意な思考方法である、感覚的思考機能を用いて、色々な作業を行うことにすれば、とても効率的になる。
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